ダナンに到着!
空路5時間で私たちが搭乗したベトナム航空機は夕刻、ダナン国際空港に到着。
搭乗はターミナルから直接だったのに降機はタラップ、後部座席にいた私たちが先頭となってバスに乗り込み着席をすると僅かな座席に溢れた一杯の立ち乗り客は到着早々に不満の声を漏らしだしたし。
ここダナン、日本以上に高温多湿じゃないですか!?
こんなはずでは…だってフィリピンのマニラと同じ位置でしょ?
まだマニラの方がからっとしていて過ごしやすかったわよ、こんなに大汗をかくなんてことなかった。
何でこんなところに来ちゃったのかしら?
だったらケチんないで素直にグアムとかにしておけばよかった。
空港からホテルまでは送迎(混載便)を頼んでて、と、その前に両替。
両替は日本じゃできなくって、それでいて空港で滞在分の両替は済ませておいた方がいいらしい。
どこどこ両替所は?
それらしきところをみつけたんだけど、あっちだって。
けどあっちは携帯電話のレンタルよ?
えー、あっちって到着ロビーつまり外?
出てみたらもうお出迎え、あ、出ちゃった、じゃお迎えの人にでも聞くとしましょうか。
【ようこそ!CHANG様】
すぐに見つけたし!
二女に食品サンプルみたいなお寿司のストラップ(百均で購入)を持たせて、お出迎えの彼女に渡させたらその場がどっと盛り上がったわ。
「ワー、イイナ!ソレ私モ欲シイナ!!」
「何?何ヲモラッタノ?」
「アナタ、何歳?カワイイネ!」
よしよし、つかみはオッケー。
「モウ一組アリマスノデ、チョットココデオ待チ頂ケマスカ?」
はい、ダナンに到着!
無事に“モウ一組”が揃ったところで一路、それぞれのホテルに向けて出発。
車は例の混沌とした渦の中、クラクションで辺りのバイクを激しく威嚇するように走ってった。
一瞬でもブレたら全員死ぬねって勢いで。
それでもお出迎えに来てくれた彼女はダナン、その隣町であるフエとホイアンについても見どころを話してくれてたから私もそれに集中して事故の不安を必死で逃す。
あまりの私のハイテンションぶりに子どもたちも無言。
2アトラクション程度で私たちを乗せた送迎バスはホテルに到着。
えっと、さっきも話したと思うんだけど両替は?
すると彼女がこの場で両替をしてくれるって。
4万円=8,500,000VNDになった!!
最高額紙幣である500,000VNDがひい、ふぅ、みぃ…えっと、これ調べによると崩さないと大変らしいのよね。
でもそう我侭も言ってられないし、後はこつこつと崩せるところで崩して使お。
ところがここでドンでも、トンでもないことが起きてしまったことに私は後になって気づかされる。
そうとも知らず、またチェックインでお寿司のストラップを挨拶代わりに配らせながら。
荷物を部屋に入れたら早速ダナンの夜の町へと繰り出すことに。
マニラより明るいし、町だってダナンの方が綺麗かも。
何かついフィリピンと比べちゃうのよね。
フィリピンはタガログ語だったけど、まだ英語が使えてた。
けどベトナムって英語の訛りが酷いのと、話せる人が日本とフィリピン以下で。
よりによって、日本から持ってった『ことりっぷ』が本当に使えなくって指差しにも苦労をすることに。
けどこれを解決してくれたのは二女の愛嬌、それだけで私たちはこの滞在を乗り切ったんだから二女は本当に大活躍よ!