ダナンに行ってきたんダナァ~ン!

海外旅行は初めてではないけれど、ダナンは初めて!てか「ダナンってどこ!?」から始まる旅行記。

ダナン一日目~地球の迷い方

ではまず向かうはダナン大聖堂へ!

そこから歩いてコン市場に向かって、とりあえず今日のところは帰って来るかと。

早速ホテルに鍵を預けたらタクシーを呼んであげるって。

えっ、あの悪名高きベトナムのタクシー?

3km程度なら歩いて行ける範囲なんだけど?

大体5万ドンくらいだって。

じゃ、行きはタクシーでダナン大聖堂まで行って帰りは歩いて帰って来よう、そのつもりで私たちはホテルが呼んだタクシーに乗り込むことに。

ベトナムで初タクシー、ついにタクシーデビュー、お願いだからぼらないでね。

必死で『ことりっぷ』を読み上げるもちっとも通じないらしく、運転手は苦笑するのみ。

Xin chao!(シンチャオ)=こんにちはくらいは使えたかしら?

でも本当にそれだけ、で後は直接この本を渡しても現地のベトナム人は困ってた。

もっと困ったのは『地球の迷い方』だった。

この地図、本当にアテにならない!

私が読めてないだけ!?

いやいやいや、何かこの地図って本当におかしいんだもん!

 

ダナン大聖堂は中途半端な時間だったからか閉まってて、タクシーの運転手が写真を撮ったらホテルに戻るかって。

いやいやいや、私たちをここで降ろしてくれない?

写真だけでも撮ってこい、ここで待ってるからって。

いやいやいや、もうメーターが怖いから止めてったら止めて、ここで降ろして!

無言、無言じゃなくって早く清算をして私たちを降ろしてくれない?

やっとこ5万ドンで私たちはタクシーから開放され、私たちの町歩きがついにここからスタート。

 

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今入れなくっても、別に。

じゃもうコン市場へ向かいますか。

 

ところが、ですね、なかなか、その目的地にまで、向かっているのか逸れているのかわからないわけです。

自分が向いている方が常に北、はい、私は完全無欠の方向音痴にございます。

何かあっち行き、こっち行き、している間にまるで難民のような私たちをダナンの町の人々は強張った顔で見てくるわけです。

たまに“ニーハオ!”と言われながら。

ちょっと道を聞いてみようかなと、思っても空気が重いわけです、何か。

でも思い切って“Xin loi!!”(シンロイ)=すみません…あの、すみません…すみませぇ~ん…えっと、無視、です、か。

うっわぁ~っ、ウェブ広告ほど歓迎されてなければ、ちらっと『これから大注目のリゾート地!』って見たけれど何か違うんダナァ~ン!

ちゃんとした歩道がなくって、信号を守って横断しているつもりなんだけど歩いている人よりバイクの数の方が断然多くって私たちはクラクションを鳴らされまくり。

あっちでビリビリ、こっちでビリビリ、それでいて今どこを歩いているのかさっぱりわからない。

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道に迷っているわけじゃないからね、ただちょっとわかりにくいだけだから。

見つけた公園で子どもたちを遊ばせながら、それを悟られないようにしていると子どもたちが一言。

「お腹すいた…」

でーすーよーねぇー、朝ごはんまだですもの。

急にトイレって言われても困るけど、お腹すいた、そうね、どこで何を食べさせたらいいのかしらね。

コンビニはどこ?

「これ食べたい!」

ん?

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バインミー(フランスパンのサンドイッチ)の屋台、ほう。

1.3Kつまり13,000VNDってことですな。

子どもたちに言わせてみる。

「Xin loi!Choi toi cai nay.」(すみません!これください)

無言。

無言。

無言、外国人に売るバインミーはないって感じ?

何度か言わせてみるとちゃんとくれた、お釣りもちゃんとくれた。

これで子どもたちの空腹は満たされる、ほっ。

 

そっからまた迷いに迷い込んでコン市場に到着!

じゃ早速中へと思ったら子どもたちがギブ!ギブ!!

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確かに、相当この空間は得も知れぬ激臭で一杯だわ。
画像はコン市場の外、ね。

私もフィリピンでこういう界隈は歩き馴れていたはずなんだけど、猛烈な暑さがさらにこの臭いを強めてくれてどうしようもない。

結局すぐに出た。

じゃ、来た道を戻って歩いて帰りましょう。

 

方向的にざっくりハン川に向かってったらオッケー!

 

子どもたちを騙し、騙しハン川まで無事に漂いつくとロン橋からハン橋までの間のとても気持ちのよいリバーサイド…で私は謎の巻き返し、しようとするも偶然ハン市場に出くわし私は子どもたちに嘆願のレッツゴーハン市場へ。

で、えぇぇぇぇーーーーーーーい!

「Xin loi!Choi toi cai nay.」(すみません!これください)

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やっとこ、こう、安心できるスポット、で気が抜けたわ。

歩きっぱなしだったのがようやくこうして座れたしね。

この辺り一帯の皆様の笑顔がフォーの味をもっと格別にする、そのくらい嬉しさと感動でときめいて、来たぞダナンってようやく思えたり。

ハン川沿いから入ってあっちいって、こっち、で右側がここだから。

フォーが一杯2万ドン!

 

ダナンに到着!

空路5時間で私たちが搭乗したベトナム航空機は夕刻、ダナン国際空港に到着。

搭乗はターミナルから直接だったのに降機はタラップ、後部座席にいた私たちが先頭となってバスに乗り込み着席をすると僅かな座席に溢れた一杯の立ち乗り客は到着早々に不満の声を漏らしだしたし。

ここダナン、日本以上に高温多湿じゃないですか!?

こんなはずでは…だってフィリピンのマニラと同じ位置でしょ?
まだマニラの方がからっとしていて過ごしやすかったわよ、こんなに大汗をかくなんてことなかった。

何でこんなところに来ちゃったのかしら?

だったらケチんないで素直にグアムとかにしておけばよかった。

空港からホテルまでは送迎(混載便)を頼んでて、と、その前に両替。

両替は日本じゃできなくって、それでいて空港で滞在分の両替は済ませておいた方がいいらしい。

どこどこ両替所は?

それらしきところをみつけたんだけど、あっちだって。

けどあっちは携帯電話のレンタルよ?

えー、あっちって到着ロビーつまり外?

出てみたらもうお出迎え、あ、出ちゃった、じゃお迎えの人にでも聞くとしましょうか。

 

【ようこそ!CHANG様】

 

すぐに見つけたし!

二女に食品サンプルみたいなお寿司のストラップ(百均で購入)を持たせて、お出迎えの彼女に渡させたらその場がどっと盛り上がったわ。

「ワー、イイナ!ソレ私モ欲シイナ!!」

「何?何ヲモラッタノ?」

「アナタ、何歳?カワイイネ!」

よしよし、つかみはオッケー。

「モウ一組アリマスノデ、チョットココデオ待チ頂ケマスカ?」

 

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はい、ダナンに到着!

 

無事に“モウ一組”が揃ったところで一路、それぞれのホテルに向けて出発。

車は例の混沌とした渦の中、クラクションで辺りのバイクを激しく威嚇するように走ってった。

一瞬でもブレたら全員死ぬねって勢いで。

それでもお出迎えに来てくれた彼女はダナン、その隣町であるフエとホイアンについても見どころを話してくれてたから私もそれに集中して事故の不安を必死で逃す。

あまりの私のハイテンションぶりに子どもたちも無言。

 

2アトラクション程度で私たちを乗せた送迎バスはホテルに到着。

えっと、さっきも話したと思うんだけど両替は?

すると彼女がこの場で両替をしてくれるって。

4万円=8,500,000VNDになった!!

最高額紙幣である500,000VNDがひい、ふぅ、みぃ…えっと、これ調べによると崩さないと大変らしいのよね。

でもそう我侭も言ってられないし、後はこつこつと崩せるところで崩して使お。

ところがここでドンでも、トンでもないことが起きてしまったことに私は後になって気づかされる。

 

そうとも知らず、またチェックインでお寿司のストラップを挨拶代わりに配らせながら。

荷物を部屋に入れたら早速ダナンの夜の町へと繰り出すことに。

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マニラより明るいし、町だってダナンの方が綺麗かも。

何かついフィリピンと比べちゃうのよね。

フィリピンはタガログ語だったけど、まだ英語が使えてた。

けどベトナムって英語の訛りが酷いのと、話せる人が日本とフィリピン以下で。

よりによって、日本から持ってった『ことりっぷ』が本当に使えなくって指差しにも苦労をすることに。

けどこれを解決してくれたのは二女の愛嬌、それだけで私たちはこの滞在を乗り切ったんだから二女は本当に大活躍よ!

 

ベトナム中部の港町・ダナン

で、“ダナン”って調べてみたら島じゃなかったわけです。

普通はこういうの、先に調べてから予約をしますよねぇ?

はい、自分でも呆れます。

ベトナム、肝心の通貨はVND(ベトナムドン)で日本円に換算をすると――

 

これって何てインフレ?

1VNDじゃいくつも小数がくっついちゃうんですけど?

1,000VND=9円

 

てことはですよ、滞在費とお土産代まで含めてもかなりお安いうちに収まっちゃうってことでファイナルアンサー?

 

後はググればググるほど外国人価格(ぼったくりの被害が多いこと。

でもま、これはダナンだけに限らないと思う。

どこ行っても一緒でしょ。

それと免許もない私は基本歩き。

今回のダナンは最高のビーチがホテルから徒歩圏内ってことで、もうそれだけで充分ですわよ。

あのウェブ広告のようなパームツリーと茅葺のパラソルの下でココナッツを飲みながら、白い砂浜で波と戯れる子どもたちを私は愛でるの。

 

念の為にダナンのガイドブックまたは地図をと思ったら行き着くところが『地球の迷い方歩き方/ベトナム』しかなくて。

ベトナム語のツールとして『ことりっぷ』を買ったらこれがまた、ね、はい、後に記述します。

ホイアン、フエもダナンからのアクセスはそう悪くはないみたい。

心持ち余裕があれば一週間もいるんだもの、折角だから行ってみたいわ。

 

パッキングったって大した荷物はないし。

だって人が生活をしているところに行くんだから、歯ブラシひとつくらい売ってるでしょ?

オムツやミルクだってあるでしょ?

そのくらいの軽いノリで私たちはダナンに向かったのでした。

ダナンってどこ!?

夏休みの旅行予算、わかっちゃいるんだけどついつい行きたいところからクリックしちゃうわよねん。

しかもまるまる自分ひとりに費やせるわけじゃなくて、私の場合は自分の旅費+子ども二人分の旅費が掛かってくるわけで。

広告に載せられている価格ってのはあくまで取り扱い期間中にある最低価格。

しかも日程が合わせつらい上に【完売】じゃどうにも手がつけられない。

ハワイ5日間6.8万円~も探せばある、取れなくもなかったりするんだけどそれって絶対に夏休み前か後だし。

同じツアーでも夏休み中の行きたい辺りだと23万~…悔しいッ!!

旅程をみれば現地滞在時間ってほんのちょっと、なら最低価格でも高いくらい。

あー、どれもこれも却下。

もう休みなんだから家でいいじゃん!

我が家には自慢の広々としたルーフバルコニーがあるんだし、ゆったりプールにBBQがいつでも楽しめるんだからさ。

そんな私の目に飛び込んできたウェブ広告が『ダナン7日間』というもの。

最低価格、最低価格、できるだけ最低価格に近い最低価格――

出発日:7月26日/帰国日:8月1日(滞在時間:165時間)

よし、これで8.5万円はハンマープライスで成立です!

この前後ってのがまたお高いのよ、ここだけすっぽりこの価格って何かあるのかしらね?

何はともあれ、子どもはひとり67,500円でその他費用も含めて合計221,120円で済んじゃった。

 

ところで“ダナン”ってどこ?

パームツリーの並木に白い砂浜って、南の島ってことよね?

響き的にも島じゃない?

 

えっ?

 

ベトナム!?

 

あ、でもどうせ島でしょ?

あんな混沌とバイクが渦を巻いているところじゃなくって、とても同じ国とは思えないほど超穴場のリゾートアイランドか何かでしょ?

張り切ってモロだしハイレグビキニでビーチに

と、と、と、とりあえずググりますか。